改名　方法　GID

1:申立書などを東京家庭裁判所に提出

名の変更許可の申立てに必要な申立書と通称として永年利用したことを証明できるものを窓口に提出しました。
証明できるものとは、具体的に給料明細の氏名・定期券の氏名・公共料金の氏名・年賀状の宛名やメンバーズカードの氏名などが挙げられます。
提出時にコピーしてなかったので、窓口の方がいくつかピックアップしてコピーをとっていました。

●給料明細の氏名
僕の場合、勤め先に通称名での給料明細発行の前例がない為に、3回断られましたが諦めず交渉して、当時の勤め先の役員会議に診断書を提出。その後、通称名での給料明細発行が認められました。当時、応援してくれバックアップしてくれてた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。真剣に勇気を出して行動してみると応援してくれる人も中には必ずいるはずです。中には酷いことを言う人や無関心な人もいますが、あまり気にしないようにしましょう。人間って本当に様々な考え方がありますからね。

●定期券の氏名
通称名で購入できますが、とにかく無くさない様にしなくてはいけません。
なぜなら定期券を紛失すると通称名での身分証明ができない確立が高くなります。
諦めなくてはならない事態に発展する可能性もありますので、取り扱いにはご注意ください。

＊公共料金の氏名・年賀状の宛名やメンバーズカードの氏名などは簡単に通称名での実績が築けますので、
通称として永年使用しやすいかと思います。（悪用厳禁）

2:電話連絡と呼び出し期日について

申立書などを東京家庭裁判所に提出した翌々日に、担当の裁判所書記官から家裁呼び出しの期日などを書面にて郵送すると携帯電話に連絡がありました。この時点では、具体的な呼び出し期日は未定であり書面での回答になるとのことだった。

しばらくすると自宅に審判期日呼出状が届きます。 書面は左の画像が実物です。その他には、通称名の実績を示すことのできる文章 （日付のある手紙や日記、領収書、給料明細など）の資料を準備して審判期日の当日に持参してくださいとのお知らせ文章も同封されていました。日記や領収書も実績として提出できることをこの時に初めて知りました。

●呼び出し期日の変更について
指定された呼び出し期日の都合が悪ければ担当書記官に電話して、審判期日を変更してもらえます。
僕は、都合が悪く変更してもらいました。理由を聞かれますが仕事の為と言えば問題ないでしょう。
期日変更した翌々日、再度審判期日呼び出し状が郵便で自宅に届きました。

■実際の体験記録を公開しますvol.3

3:東京家庭裁判所に行き面談を受ける

東京家庭裁判所の控室で待つ。ドキドキしていると名字を呼ばれ個室へ通された。
女性の担当者と、30分ほど面談で色々と話した。永年使用の実績を見せて説明したり、社会生活での通称名の使用度や日常生活での影響等について話しをしました。 あっという間に面談を終え控室で5分待つと名前を呼ばれた。

申立人から名の変更許可申立事件について、 裁判所はその申し立てを相当と認め、次のとおり判決する

《主文》

申立人の名前を 『●● 』 を 『 ●● 』に変更することを許可する。

4:名の変更許可申立許可の謄本を受け取った後に行う手続きについて。
＊即日に名の変更許可の結果が出ることもありますが、後日の郵送であったり様々なケースがあり異なります。

無事に名の変更許可の謄本を受け取ったら最寄りの区役所へ行き、手続きを行う必要があります。
裁判所で渡された名の変更許可の謄本を窓口に提出。 戸籍謄本や住民票の名前は区役所が手続きしてくれました。
およそ2週間で名前の変更完了するとの事で、これで無事に完了となります。

・その他
勤め先に連絡したり、クレジットカード・パスポート・ 携帯電話の名義など、全ての名義変更をしなくてはならないので、なかなか大変ですが、少しずつ確実に変更を行いましょう。